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会議室施設に最適なDan Duganオートマチックミキサー機能を強化 MTX/MRX シリーズがV3.0にバージョンアップ

Feb, 07

近年、オフィスやホールにおいて多様なプレゼンテーションシステムやインターネットを利用した遠隔会議などの需要が高まり、それとともに多様な顧客ニーズに対応できる音響システムの重要性が高まっています。

当社は、ライブSR(コンサート用音響)や劇場などの大型設備音響の分野にて培ってきた業務用音響機器のノウハウとテクノロジーを活かし、さまざまな音響ソリューションを提供しています。2000年に設備音響向けデジタルミキシングエンジン「DME32」を発売。2013年には商業空間向け音響機器のラインナップを拡充し、商業空間における音響システムで必要とされるあらゆる機能を搭載した商品をラインナップしてまいりました。そして2015年により多彩な機能を搭載したシグナルプロセッサー「MRX7-D」を発売し、ホテル、宴会場、学校、会議室、劇場などでの幅広い用途に対し数々のソリューションの強化を行ってきました。

そしてこの度、シグナルプロセッサー「MTX3」「MTX5-D」そして「MRX7-D」をV3.0へバージョンアップしました。会議運用時の様々な課題を解決するオートミキサー機能「Dan Duganオートマチックミキサー」を「MTX3」「MTX5-D」へ搭載、「MRX7-D」ではその機能を拡充いたしました。またリモートコントロールの機能改善と設定ユーザビリティの向上を行い、カンファレンスやプレゼンテーションのための機能をより強化します。

「Dan Duganオートマチックミキサー」の搭載・機能拡充

オートマチックミキサーは、複数の話者がいる場合に自動的にマイクの入力を調整し、安全で音の明瞭度の高いミキシングを実現します。「Dan Duganオートマチックミキサー」はオートマチックミキサーのスタンダードとして世界中で知られています。ヤマハはオートマチックミキシングカード「DUGAN-MY16」の発売以来、Dan Dugan Sound Design社と協力し、デジタルミキサー「CLシリーズ」「QLシリーズ」そしてシグナルプロセッサー「MRX7-D」に機能搭載し、高評価を得てまいりました。

複数の話者によるプレゼンテーションやパネルディスカッションなど、多数のマイクを使用する際には、スピーカーの音をマイクで拾いハウリングと呼ばれる不快な音を出してしまったり、マイクがノイズを拾うことにより音声の明瞭度が下がってしまったりすることが問題になります。Dan Dugan Sound Design社が開発した「Dan Duganオートマチックミキサー」は、入力があるマイクのゲインを上げ、入力がないマイクのゲインを絞ることで、トータルのミキサーゲインを一定にするように各入力音声を自動的に調整するものです。煩雑なフェーダー操作が自動化され、安全で音の明瞭度の高いミキシングを実現します。

①話者がいない場合

誰も話していない場合にはどのマイクも入力レベルは低くゲインレベルは均等です。この時、各マイクはミュートされるのではなくトータルゲインが不変となるよう3本のマイク間でゲイン配分されます。

②話者が1人の場合

1人が話した場合、そのマイクのゲインレベルのみ瞬時に0dBまで上がり、他の2本のマイクのゲインレベルは下がります。別の1人が話した場合も同様の動作をします。

③話者が複数の場合

2人が同時に話した場合、トータルゲインが一定になるよう2本のマイク間でゲインレベルが自動配分され、残り1本のマイクのゲインレベルは下がります。

「MTX3」は、最大4チャンネルの「Dan Duganオートマチックミキサー」を使用できるようになり、フィードバックサプレッサー機能と共に活用することで専門的な知識やオペレーターを必要としないシンプルなプレゼンテーションシステムを構築できます。また、「MTX5-D」は、「Dan Duganオートマチックミキサー」を最大8チャンネルまで使用できます。分割が可能な多目的スペースにおいて1つのスペースで使用するだけでなく、2つの部屋に分割してそれぞれで最大4チャンネルの音声をコントロールするなど、柔軟なスペースの活用が可能となります。
さらに、「MRX7-D」は、「Dan Duganオートマチックミキサー」を最大16チャンネルから24チャンネルに拡充しました。多くの参加者が見込まれ、多数のマイクが必要とされる会議などに余裕をもって対応することが可能となります。さらに「MRX7-D」内蔵のAEC(Acoustic Echo Canceller)機能も同時に活用することで、遠隔会議で問題となるエコーを除去し音声の明瞭度を高めた快適な遠隔会議システムを構築する等、さまざまな会議アプリケーションに便利な機能を提供します。

リモートコントロールの機能改善

今回のバージョンアップではデジタルコントロールパネル「DCPシリーズ」とiPadやAndroidなどのスマートデバイスからMTX/MRXをリモートコントロールするアプリケーション「Wireless DCP」において、MTX/MRXのソースセレクトの切り替えやDugan“Over ride”機能の割り当てによる優先マイクの設定、そしてグループミュート機能の割り当てが可能になり、会議のスムーズな運営や進行のサポートを実現します。
また、使用環境やユーザーに合わせて操作画面をデザインし「MTX/MRXシリーズ」をリモートコントロールするipadアプリケーション「ProVisionaire Touch」について、PCで作成した設定ファイルやバックグラウンド用の画像データ、PDFファイル等をiPadへの直接転送できる機能を追加。そしてMRX7-DのMatrix MixerのI/Oチャンネル数に40/48/56チャンネルの選択肢を追加し、システム規模に合わせたチャンネルデザインによる効率的なDSPリソースの活用ができるようになったことで、システムの設計から設定、施工におけるユーザビリティがより向上します。

Dan Dugan Sound Design社 Dan Dugan氏のコメント

ヤマハが設備ニーズに対応したシグナルプロセッサー製品に対し、オートミキサー機能を強化されたことを非常に嬉しく思っております。MRX7-Dにオートミキシングチャンネルを追加し、MTX3とMTX5-Dにオートミキサー機能を導入することで、業界をリードするこれらのプロセッサーの多様性が飛躍的に向上します。

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