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フラッグシップ「RIVAGE PM10」と同じユーザーエクスペリエンスを提供する新しいラインナップ「RIVAGE PM7」を発表

Feb, 2018

プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、デジタルミキシングシステム「RIVAGE PM7」を発表します。「RIVAGE PM7」は中核となるデジタルミキシングコンソール『CSD-R7』とDante対応I/Oラック『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』または、TWINLANe対応のI/Oラック「RPio622」「RPio222」などにより構成されます。

価格と発売日

品名 品番 価格 発売日
デジタルミキシングコンソール CSD-R7 オープンプライス 2018年3月
I/Oラック Rio3224-D2 オープンプライス 2018年4月
I/Oラック Rio1608-D2 オープンプライス 2018年4月

製品の概要

1887年の創業以来、楽器の分野だけでなく音響機器の分野においても革新的な製品を提供してきました。2001年に発売した「PM1D」は、大規模ライブSR(Sound Reinforcement:コンサート用音響)に特化したフルデジタルコンソールとして、その卓越した音声処理技術、高度な機能性と信頼性により、以後のライブコンサートや劇場における音響システムに大きな変革をもたらしました。そして2015年には、ホール、スタジアム、野外などでの大規模ライブSRにおける新世代フラッグシップモデルとなるデジタルミキシングシステム「RIVAGE PM10」の出荷を開始、これまでに世界各地の大規模コンサートの現場で使われ、サウンドクオリティ、操作性、信頼性、拡張性などで高い評価を得ています。

デジタルミキシングコンソール『CSD-R7』は、発売中のデジタルミキシングシステム「RIVAGE PM10」の直下に位置する新しいラインナップ「RIVAGE PM7」の中核を成すコンポーネントです。高い操作性はそのままに、DSPエンジンを内蔵することで、より可搬性に優れたシステム構築が可能となりました。同時発表するI/Oラック『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』と新しいRIVAGE PMシリーズ用ファームウェアV2.0と組み合わせることで、Danteを基幹インフラとしたシステム構築にも対応します。もちろんI/Oラックの最上位モデルである「RPio622」「RPio222」とのTWINLANeを基幹インフラとしたシステム構築も可能です。

RIVAGE PMシリーズ用の最新ファームウェアV2.0は、今回発表した新コンポーネントへの対応に加え、5.1サラウンドやミックスマイナスといった放送市場向け機能やRupert Neve Designs社のプライマリーソースエンハンサー「Portico 5045」、デュアルコンソールやDSPミラーリング(RIVAGE PM10のみ)など、さまざまな新機能を搭載します。

詳細は以下の通りです。

主な特長

1. DSP内蔵のコントロールサーフェス『CSD-R7』

デジタルミキシングシステム「RIVAGE PM7」は、ミキシングやエフェクトなどの信号処理と操作を行う、デジタルミキシングコンソールと、マイクやアンプ等を接続する入出力用のI/Oラック、これらをネットワーク接続するための専用カードで構成されます。
『CSD-R7』は、発売中の「RIVAGE PM10」用のコントロールサーフェス「CS-R10」と同サイズ、かつDSPエンジンを内蔵することで、高い操作性はそのままに、より可搬性とスペース効率を高めました。同サイズ、同パネルレイアウトを実現することにより、「RIVAGE PM7」でもフラッグシップモデルである「RIVAGE PM10」と同じユーザーエクスペリエンスを享受することができます。また、デュアルコンソール機能により、『CSD-R7』に対して「RIVAGE PM10」用のコントロールサーフェス「CS-R10」または「CS-R10-S」を接続できます。会場の規模や設置スペースに応じて、FOH(客席)とモニターポジション(ステージ袖)のどちらかに「CS-R10-S」を設置したり、『CSD-R7』のサイドカー(拡張用)として「CS-R10-S」を組み合わせる、といった使い方に対応できます。

RIVAGE PM10とRIVAGE PM7の主な差異

  RIVAGE PM10 RIVAGE PM7
DSPエンジン 外付け(DSP-R10) コントロールサーフェスに内蔵
入力チャンネル数 144 120
ミックスバス数 72 60
マトリクス数 36 24
プラグイン 50 48(VSS4HD/NonLin2非搭載)
HYスロット数 4(DSP-R10に搭載) 3(CSD-R7に搭載)
DSPミラーリング 対応 非対応

2. RIVAGE PMシリーズのシステム構築性を高める『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』

デジタルミキシングシステム「RIVAGE PM7」の中核コンポーネント「CSD-R7」は、2種類のオーディオネットワークから選択または組み合わせてI/Oラックと接続できます。ひとつは光ファイバーケーブルによる最大400chのオーディオネットワークを構築できる専用のTWINLANeネットワークです。I/Oラック「RPio622」または「RPio222」とオーディオインターフェースカード「HY256-TL」を組み合わせることで、ヤマハ伝統のナチュラルサウンドを極めたアナログ部と、VCMテクノロジーによりRupert Neve Designs社のトランスフォーマー回路とSILKプロセッシングをモデリングすることで音楽的で空気感豊かなサウンドを実現したデジタル部から成る「ハイブリッドマイクプリアンプ」を通した音を取り込むことができます。
もうひとつは「CL/QLシリーズ」をはじめとする多くのヤマハ製品で採用しているAudinate社のDanteネットワークで、同時発表のI/Oラック「Rio3224-D2」「Rio1608-D2」とオーディオインターフェースカード「HY144-D」を組み合わせることにより、「RIVAGE PMシリーズ直系」のナチュラルサウンドを取り込むことができます。
ステージで鳴っている音をありのままに取り込み、そこからさまざまな色付けを行う。これまでヤマハが一貫して追求してきたコンセプトは、RIVAGE PM7でも妥協なく受け継がれています。

RPio622/222とRio3224-D2/1608-D2の主な差異

  RPio622 / RPio222 Rio3224-D2 / Rio1608-D2
基幹ネットワーク TWINLANe Dante
入出力チャンネル数 RPio622: 最大128入出力
(6 RYスロット / 2 MYスロット)
RPio222: 最大64入出力
(2 RYスロット / 2 MYスロット)
Rio3224-D2: 32入力/24出力
(32アナログ入力 / 16 アナログ出力 / 8 デジタル出力)
Rio1608-D2: 16入力/8出力
(16アナログ入力 / 8 アナログ出力)
SILKプロセッシング 対応(RY16-ML-SILK) 非対応

3. 放送機能や新プラグインなど、さまざまな機能が追加となるファームウェアV2.0

RIVAGE PMシリーズの最新ファームウェアV2.0は、5.1サラウンドやミックスマイナスといった放送機能やRupert Neve Designs社のプライマリーソースエンハンサー「Portico 5045」、デュアルコンソールやDSPミラーリング(RIVAGE PM10のみ)など、さまざまな新機能を搭載します。
放送機能は5.1サラウンドパンニングとモニタリングに対応。2系統のサラウンドバスを使用することでISサラウンドの制作も容易に行えます。もちろんミックスマイナスにも対応、少ないステップで特定の音声を特定の回線からマイナスして中継先に送出する、という作業を行えます。
Rupert Neve Designs社「Portico 5045」は、とても簡単な操作で、マイクに入り込むバックグラウンドノイズを抑制して明瞭度を上げたり、主音声をエンハンスしてハウリングマージンを向上させることができます。教会、スタジアム、パフォーマンスホールなどフィードバックが問題となる場所で貴重なツールとなります。
RIVAGE PM10のみ対応する「DSPミラーリング」はDSPエンジン「DSP-R10」を2台使用することで、メインの「DSP-R10」に万が一トラブルが発生した際にも支障なくオペレートが行えるようエンジンをサブの「DSP-R10」に切り替えることができます。

Rupert Neve Design社 General Manager Josh Thomas氏のコメント

Rupertのみならず、私も含めたRupert Neve Designs社のチーム全員が、ヤマハの実現したSILKおよびPortico 5045のモデリングに大変満足して気に入っています。驚くほど正確に実装されており、圧倒的なヤマハミキサーのラインナップに更に素晴らしいパワーと柔軟性が加わります。

ヤマハ株式会社 音響事業統括部 PA事業推進部長 津川能行のコメント

フラッグシップのユーザーエクスペリエンスをそのままに、より多くのお客様に体験いただくこと、お客様のビジネスで使用いただき、オーディエンスに音の感動を届けていただくこと。それが「RIVAGE PM7」のコンセプトです。フラッグシップである「RIVAGE PM10」、最新ファームウェアV2.0、そして今回新たに加わった「RIVAGE PM7」により、RIVAGE PMシリーズはさらに強力なラインナップとなり、ビジネスの規模に応じて柔軟な機種選定を行うことができるようになりました。

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*本ニュースリリースに掲載の商品名・社名等は、各社の商標または登録商標です。

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