Tio1608-D

TFシリーズと最大3台接続可能のデジタルステージボックスシステム

TFシリーズ本体とオプションのDante入出力カード「NY64-D」およびI/Oラック「Tio1608-D」 と組み合わせることで、簡単な設定で最大3台の接続が可能なリモートステージボックスシステムを構築できます。

PA席に設置したTFシリーズ本体とステージに設置したTio1608-Dとの間をイーサネットケーブルで接続するだけで高音質/低レイテンシーの音声伝送が可能になるため、重くて接続が大変なマルチケーブルを持ち運ぶ必要はありません。

高信頼性を誇るネットワークオーディオプロトコル「Dante」

Audinate社が開発したネットワークオーディオプロトコル「Dante」を採用。低ジッター、低レイテンシー、高サンプル精度な高音質を実現しました。

設定が迅速かつ簡単なQUICK CONFIGモード

TFシリーズ本体との接続の際にTio1608-Dの「QUICK CONFIG」機能を使えば、ネットワーク設定や音声パッチを含めた接続設定が自動で行われる為、セットアップが簡単に終了します。TFシリーズ本体と、Tio1608-Dの「QUICK CONFIG」がONになっている事を確認し、各Tio1608-DのUNIT IDを設定。TFシリーズ本体に装着したNY64-DとTio1608-Dをイーサネットケーブルでデイジーチェーン接続し、各Tio1608-Dの電源をONにするという簡単な手順で接続の設定が完了します。

シンプルかつ柔軟な入力設定

TFシリーズ本体との基本的な接続の設定が完了すれば、目的に応じ簡単かつ柔軟に入力設定が行えます。新しく追加された「ALL INPUT」機能を使えば、全てのインプットセレクトを一括でTio1608-Dからの入力、もしくはTFシリーズ本体への入力や、USB端子に接続されたPC/Macからの入力に切り替え、コンソールに音声を立ち上げることが可能です。また、各入力のインプットセレクトは個別に行うこともでき、TFシリーズ本体へのインプットとTio1608-Dへのインプットを組み合わせながら使用することや、DAWに録音したボーカルの録音トラックを再生しながらバンドリハーサルを行うなど、柔軟な運用が可能です。

リコーラブル可能なD-PREマイクプリアンプ

TFシリーズの開発で追及した音楽的でナチュラルなサウンドはTio1608-Dでも継承。メカニカルな構造やボードの配置、電源&グランド、パーツの選定などを多岐にわたって念入りに検討し、また厳しい性能・リスニング テストを開発の各ステージにおいて行いフィードバックをすることで「音楽的でナチュラルなサウンド」を実現しています。プリアンプ部にはTFシリーズと同じリコーラブル「D-PRE」を搭載し、システム全体でナチュラルで音楽的なサウンドを提供します。

I/Oラック「Tio1608-D」を使用したステージボックスシステム

I/Oラック「Tio1608-D」を使用することで、簡単にシステムを拡張することができ、最大で40In/24Outのステージボックスシステムを構築することができます。各機器をイーサネットケーブルで接続し、Dipスイッチによる簡単な設定を行うだけでセットアップが可能です。また、Wi-Fi経由でコンソールの遠隔操作を可能にするiOSアプリケーション「StageMix」を使用すれば、TFシリーズ本体から離れた客席中央部やステージ上からでもTFシリーズの各パラメーターをコントロールすることが可能です。