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CLシリーズ開発のスタートラインは、他でもない「音」の追求。高純度のナチュラルサウンドをより一層磨き上げると同時に、多彩で質の高い色づけを行えるコンソールを目指しました。そのために、まず回路のパーツ1つ1つを徹底検証し、入出力時点におけるナチュラルサウンドを追求。音の色づけを行うエフェクトに関しては、ヤマハ先進のVCMテクノロジーと、アナログオーディオ時代から高品位なサウンドの代名詞として知られるRupert Neveのコラボレーションによって生まれたPortico5033/5043をはじめとする、ハイクオリティなエフェクトを多数用意しました。

すべての礎となるナチュラルサウンドのために

進化した音作りの能力を最大限に活かすには、土台となる色づけのないサウンドが欠かせません。それを支えているのが、ヤマハが一貫して追求してきた原音忠実の哲学です。CLシリーズの開発においても、その伝統は揺らぐことなく受け継がれています。

Special Interview: Kenichi Ikeda(Electrical Engineer)

部品1つにまで気を配る原音忠実再生へのあくなき挑戦

あらゆる現場の音作りに対応できるコンソールを実現するには、土台となる入出力部の音質が重要になります。そこでまず、メカ的な構造やボードの配置、電源&グランド、パーツの選定などを、多岐にわたって念入りに検討。回路を構成する部品1つ1つも、その違いによる変化を厳しく測定・検証するのはもちろんのこと、社内外のサウンドエンジニアが実際に耳で聴いた「音」としての評価もフィードバックした上で選定しています。また、近年の高速/高密度化したデジタルミキサーで顕著になっている各種ノイズの影響も、長年のノウハウによって徹底的に排除しています。さらに、AD/DAコンバーターの性能を最大限に引き出すために、CLシリーズでは音に大きく影響するシステム動作クロックのジッター性能に着目しました。ジッターのスペクトラム解析による対策を行うとともに、FPGA内のレイアウトやクロック信号の経路を再検証した結果、スペック面での向上だけでなく、より音楽的なサウンドを生み出すことに成功しています。 このようにして磨き上げたナチュラルサウンドがあってこそ、豊富に用意されたエフェクトを生かすことができ、クリエイティブな音作りの基礎となるのです。

最新技術が目指したもの、それは「音楽的な」サウンド

磨き上げられたナチュラルサウンドに色づけを行うエフェクトの品質も、CLシリーズでは大きく進歩を遂げています。定番の誉れ高いアナログ機器が生み出す音楽的なサウンドを、最新のデジタル技術で余すところなく再現しました。

Special Interview: Rupert Neve and Toshifumi Kunimoto

VCMテクノロジーとRupert Neveのコラボレーションで生まれた至高のエフェクト群

オーディオレコーディング/プロダクションの黎明期から、ハイクオリティサウンドの代名詞であり続けている技術者=Rupert Neve。アナログ技術を使った独自の設計哲学に基づいて彼が生み出してきたマイクプリアンプ、イコライザー、ミキシングコンソールは、今なおプロオーディオ/映画/放送業界の最前線で活躍する伝説的なプロダクツです。現在は自身のブランドRupert Neve Designs(RND)社を率いて数々の製品を世に送り出し、世界中のレコーディングエンジニアに賞賛されています。そんなRND社が、同社伝統のアナログサウンドを正確に再現するデジタル技術であると初めて認めたのが、ヤマハが開発した最先端のモデリング技術「Virtual Circuitry Modeling( VCM)」テクノロジーです。

デジタルでもアナログと全く同じように素晴らしい音を作り出すことができる」―RND社がそう確信したVCMテクノロジーは、世界初の物理モデリングシンセサイザーVL1/VP1を生んだDr.Kこと国本利文が率いるチーム「K's LAB」によって開発されました。アナログ機器を構成する抵抗やコンデンサーなどの素子レベルから、回路の構成、そのふるまいまでを極めて正確にモデリングし、一般的なデジタルシミュレーターが見逃してしまうような機器の微細な性質(非線形特性など)までも徹底追求。モデリングの精度を高めるだけでなく、「音楽的なサウンドであるかどうか」という観点でも検証を重ね、アナログ特有のサウンドキャラクターを忠実に再現します。CLシリーズでは、VCMテクノロジーとRupert Neveのコラボレーションによって生まれた至高のEQ/コンプレッサー「Portico5033/5043」を標準搭載。さらに、VCMで再現されたレコーディングスタジオ定番のエフェクトを豊富に揃えました。そのクオリティをぜひ自身の耳でご確認ください。

スピーチミキシングの歴史を変えた革新のDan Duganオートマチックミキサーを搭載

独自のアルゴリズムによるオートマチックマイクロフォンミキサーで定評のある米Dan Dugan Sound Design社とも協業し、CLシリーズではDan Duganオートマチックミキサーを本体内に標準搭載しました。セットアップは極めてシンプルでインプットチャンネルにインサートするだけ。最大16チャンネルのマイク回線のゲイン配分をリアルタイムで自動最適化し、まるで複数の優れたオペレーターが操作をしているかのような、自然な音量制御を実現します。さらにハウリングやコムフィルターの発生を抑制するなど、さまざまな恩恵も得られ、台本がないスピーチ現場でも、個々のフェーダー操作に煩わされることなく、質の高い安定したミックス作業を行えます。

刻一刻と変化する状況にリアルタイムで対応しなければならないライブサウンドの現場。そこでは、コンソールのスムーズな操作性が必要不可欠です。CLシリーズでは、既に高い評価を得ているCentralogicを核とした操作体系をさらにブラッシュアップ。フェーダーやノブなどの操作感やコンソール全体のフォルムも新たに見直し、より洗練されたオペレーションを実現しました。もちろん、iPadやコンピューターによるリモートコントロールやオフライン環境でのセッティングにもスマートに対応。ミキシングそのものが楽しくなるような快適さを目指しました。

Centralogicからはじまる、一歩先の操作体験

アナログコンソールに慣れたオペレーターも何らストレスを感じることなく、よりスムーズな使い心地を体感できること。CLシリーズでは、そのようなデジタルコンソールの理想を具現化して好評を得ている「Centralogic」を核に、より進化したインターフェースを目指しました。第一印象の使いやすさはもちろんのこと、使い込めばさらに使いやすくなる―CLシリーズが、ミキサーの操作性を一歩先の次元へと誘います。

Special Interview: Masaaki "Mick" Okabayashi(Engineering Manager)

まるでアナログコンソールを操作するように―Overview

Centralogicセクションで指を置いたフェーダーから、屈曲したパネル面に沿って滑らかに繋がるOverviewウィンドウへの流れは、まさにアナログコンソールのチャンネルモジュールそのものです。
高い評価を得ているユーザーインターフェース「Centralogic」は、その位置から全てのインプット/アウトプットチャンネルに8チャンネル単位でアクセスすることができます。

ヤマハデジタルコンソール伝統の操作性―Selected Channel

デジタルコンソールならではの豊富なパラメーターは、Selected Channelウィンドウで一覧できます。左側にあるEQ等のノブはディスプレイ表示と同じ配列になっており、高い視認性と快適な操作性を実現しています。CLシリーズでは、カラースキームをリファインするなど、さらに快適に使っていただくためのアイデアも盛り込みました。


フェーダーやボタン1つまでスムーズで快適な使い心地を追求

優れた機能と使いやすいデザインの融合―それもCLシリーズの大きな開発テーマです。使い勝手から質感まで再検証し新たにデザインされたフェーダー、ノブ、ボタン類。視認性を高め快適なオペレーションを実現するチャンネルネーム/カラー。そして、流れるようなラインを描く全体のフォルム。それらの考え抜かれたバランスが、User Defined Knobsをはじめとする新機能と組み合わさることで、コンソールのオペレーションを「新体験」へと導きます。

Special Interview: Masafumi Ito(Product Designer)

心地よく動かせる新デザインのフェーダー

各チャンネルのフェーダーノブは、指のフィット感をさらに高めた新デザインを採用。スポーツカーのバケットシートをイメージしたフォルムによって、どの部分に指を置いても確実で快適なフェーダー操作を実現しているほか、表面の質感にも気を配り、操作フィーリングを向上させました。また、フェーダー側面を削ることで、どの角度からもパネル面の表記が見やすくなっています。


高い視認性を誇るチャンネルネーム/カラー

チャンネルフェーダーの上部にはチャンネルネームを表示。文字数が少ないときは文字サイズが大きくなるほか、PANやフェーダー値も表示できます。手前のカラーバーは8色に点灯し、タッチパネルと連動しながら全チャンネルを8つにグルーピング。これらは暗い場所はもちろんのこと、屋外の太陽光の下でも高い視認性を保っています。その他のボタン類にも新デザインを採用し、よりスムーズな操作性を実現しました。


任意のパラメーターを即座に調整できるUser Defined Knobs

既に定評あるUser Defined Keysに加えて、CLシリーズのほぼすべてのパラメーターから任意の機能を割り当てられるUser Defined Knobsを新たに4基装備。Centralogicやフェーダーバンクの選択に関係なく、素早く操作したいパラメーターをアサインし、よりスピーディーなオペレーションに活用できます。また、パネル上の各セクションごとにフェーダーの並べ替えが行えるCustom Fader Bank機能も搭載。幅広いオペレーションスタイルに対応します。


操作する喜びを高めるフォルムと手触り

パネル上部を大きく持ち上げたフォルムが、オペレートポジションからの優れた視認性と使いやすさを実現。そこから手前にかけての流れるようなラインは、特にCentralogicセクションのディスプレイとフェーダー面の連続性を高め、ディスプレイとフェーダーのシームレスな操作感を実現しています。さらに本体手前側には、オーク材をエボニー調に仕上げたウッドパネルを採用。その上質な手触りが、コンソールを操作する喜びを高めてくれることでしょう。

ネットワークシステムへの柔軟な対応は、最新のライブコンソールに求められる重要な要素です。コンソール本体とI/0ラックを分離させたCLシリーズでは、ネットワークオーディオプロトコルに「Dante」を採用。シンプルなセットアップはもちろんのこと、複雑な入出力パッチを必要とするシステムもスムーズにセッティングでき、目的や使用環境に合わせた自由な運用が可能です。また、ライブサウンドシステムで定評のあるLakeプロセッサーを拡張スロット経由で追加できるなど、より完成されたライブコンソールとして進化を果たしました。

オーディオネットワーク「Dante」による柔軟かつ容易なシステム構築

現代のライブコンソールに求められる柔軟なシステム構築を高いレベルで達成するために、CLシリーズでは、Audinate社が開発したネットワークオーディオプロトコル「Dante」を採用。使用環境に合わせてI/Oラックの台数や設置場所を自由に構成でき、不意のトラブルを防ぐリダンダントシステムも強固に構築可能。セットアップ作業もシンプルな、「現場が求めるシステム」が実現しました。

ダンテで簡単かつ柔軟なセットアップ

ゲインコンペンセーション: 詳細編 / 実用編

I/Oラックを最大8台まで接続可能

Danteはスター接続を基本としているため、複数台のI/Oラックをネットワーク上の好きな場所に配置可能。CLシリーズでは、1台のCL本体に最大8台のI/Oラックを接続できます。また、本体上のDIPスイッチの切り替えでデイジーチェーン接続も可能なので、よりシンプルなシステム構築も行えます。

セットアップ時の設定も簡単

ライブサウンドシステムにおいては簡単にセットアップできることも重要です。Danteならネットワークに接続されたデバイスは自動で検出/設定されます。さらに、従来はコンピューター上で行う必要があったパッチ作業もCL本体から行えるため、頻繁なセッティング変更もスピーディに行えます。

リダンダントシステムを容易に構築

Danteでは強固なリダンダントシステムも容易に構築できます。スター接続時に回線を二重化すれば、万一いずれかのネットワークデバイスやケーブルにトラブルが生じてもシステム全体の信号の流れが途切れることはありません。

NXAMPの検出とパッチにも対応

通常はPCソフトウェア「Dante Controller」を必要とするNEXO NXAMPのディスカバリーとパッチが、CLシリーズのタッチディスプレイから行えます(NXAMPにDanteネットワークカードNXDT104の装着が必要)。Danteによる柔軟なシステム構築が行えるだけでなく、使い勝手もさらに高めることができます。
※CL Firmware V1.5以降が必要です。

FOHとモニターコンソールをフルデジタルで統合

CLシリーズでは、1台のI/Oラックを複数のCL本体で共有した効率的なシステムを構築できます。新機能「ゲインコンペンセーション」により、FOHとモニターコンソールが1つのネットワークに統合されたフルデジタルシステムの構築が可能となりました。

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ゲイン調整の壁を越えてI/Oラックを共有

1台のI/Oラックに複数のコンソールを接続した場合、各オペレーターがそれぞれアナログゲインを操作すると、意図しない形で音量が変化してしまいます。それを防ぐために、CLシリーズではゲインコンペンセーション機能を搭載。コンソールからアナログゲイン操作を行ってもデジタル段で自動的にゲインが補正され、I/Oラックから複数台のCL本体に送出される音量は一定に保たれます。

音量調整はデジタルゲインで

ゲインコンペンセーションの動作下で、アナログゲインによって確定した音量を後から変更するには、CLシリーズに新しく搭載されたデジタルゲインを操作します。フルデジタルだからこそ実現できるシームレスな操作環境が、ライブサウンドシステムの新しい形を提案します。


現場が求めるサウンドはすべてこの中に

ライブサウンドを思いのままに色付けする内蔵エフェクトも、ミキシングコンソールの重要な要素。それぞれのエフェクトに優れた品質が求められるのはもちろんのこと、目的に応じてそれらをフレキシブルに使い分けられる自由度の高さも必要です。CLシリーズではさまざまな現場の要望を踏まえ、品質/バリエーションともにブラッシュアップされたエフェクトの数々をバーチャルラックに用意。あなた自身のサウンドを作るためのツールが、ここにはすべて揃っています。

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スタジオ定番のアナログアウトボードをライブで活用できるPremium Rack

アウトボードをラックにマウントするように自由な組み合わせで活用できるバーチャルラック。中でも、CLシリーズに新しく装備されたPremium Rackは、Rupert Neve DesignsのPorticoをはじめとする高品質な6種類のEQ/コンプを最大8基までマウント可能。レコーディングスタジオの定番として名高い各種アナログアウトボードのサウンドをライブコンソールでフル活用できる、名前のとおりプレミアムな機能です。


計50種類以上のエフェクトが揃うEffect Rack

一方のEffect Rackには、46種類の空間系エフェクトと8種類のインサート系エフェクトを用意。こちらも最大8基までマウント可能です。さらに、これらは1基ずつグラフィックEQにも切り替えられるため、よりフレシキブルに活用できます。


32基のグラフィックEQとして利用できるGEQ Rack

さらにもう1つ、出力バスにインサート可能なグラフィックEQ専用のGEQ Rackも用意。標準の31バンドGEQを16基マウントできるほか、31バンドのうち任意の15バンドを操作できるFlex15GEQに変更すれば、最大32基のGEQを同時に使用することが可能です。


音作りの能力は多彩に、かつ奥深く

繊細かつ温かなサウンドをもたらすVCMテクノロジー。Premium RackおよびEffectRackに搭載されているVCMエフェクトラインナップをご紹介します。

Premium Rack

- Portico 5033/5043
Rupert NeveのEQ/コンプが持つ至高のアナログサウンドを、深みや奥行きまで再現。音楽的と評されるアウトボードならではの色づけが可能なだけでなく、非常に扱いやすいエフェクトに仕上がっているのも特徴です。インサートするだけでも音楽そのものがクオリティアップしたような実感を得られます。

- U76
オールラウンドに活用できる定番コンプ/リミッター。いわゆる“全押し”と呼ばれるRATIOのALLボタンなど、オリジナルの特徴を余すところなく備えています。

- Opt-2A
1960年代に数多くのレコーディングで活躍した光学式コンプをモデリング。コンプレッション時における独特の効き具合と、特徴のあるリリース感を再現しました。

- EQ-1A
レコーディングスタジオの定番イコライザーをモデリング。真空管とトランスの組み合わせによる音の立体感や、ブースト/アッテネートの独特な特性も再現しています。

- Dynamic EQ
特定の周波数における音量変化をリアルタイムに検出し、コンプレッサー/リミッターとして動作するオリジナルダイナミクス。洗練されたインターフェースにより、素早い操作が可能です。

- Buss Comp 369
K's Labによる新開発のバスコンプレッサー。放送局やレコーディングスタジオなどの現場で絶大な信頼を誇る定番コンプをVCM (Virtual Circuitry Modeling) テクノロジーによりモデリング。Buss Compという名の通り、ステレオミックスにインサートすることで、音圧を確保しながらレベルを揃えるだけでなく、サウンドに温かみを加えることが可能です。ブロードキャストだけでなくライブサウンドでも幅広く活用いただけるバスコンプレッサーです。

- MBC4
操作性及び視認性を追求したGUIとヤマハのVCM技術により実現した高品位な4バンドマルチバンドコンプレッサーです。音楽的な表現力を持つアナログコ ンプレッサーの挙動を突き詰めて、その良さを「MBC4」のゲインリダクション回路に凝縮しました。これによりサウンドイメージを崩さずにダイナミクス制 御をして、音楽的なサウンドに綺麗にまとめることができます。

Effect Rack

- Comp 276
レコーディングスタジオの定番である1970年代のアナログコンプレッサーをモデリング。音のパンチや太さに加え、特有のレスポンスやキャラクターも再現します。

- Open Deck
業務用オープンリールテープレコーダーの銘機が持つアナログ回路とテープの磁気特性を再現。レコーダーによるキャラクターの違いなどを使い分けられるほか、録音デッキと再生デッキの自由な組み合わせによる音作りも行えます。

- Comp 260
1970年代後期に多用されたコンプ/リミッターをモデリング。ソリッドステートVCAやRMSレベル検出回路など、オリジナルハードウェアの特性を再現しました。

- EQ 601
70年代の代表的な回路トポロジーを再現したEQ。スィートな音が特徴です。

目的に合わせて活用できる充実のレコーディングソリューション

CLシリーズはライブレコーディングのソリューションとしても最適です。USBメモリーを用いた手軽な2トラックレコーディングから、Dante経由でDAWと連動した本格的なマルチトラック録音まで、目的に合わせたレコーディングスタイルに対応。ライブパフォーマンスがさまざまなコンテンツに活用される現在において威力を発揮するだけでなく、ミュージシャン不在時のサウンドチェックも可能になっています。

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Nuendo Liveとのシームレスな連携で本格的なマルチトラックレコーディング環境を実現

ライブサウンドのマルチトラックレコーディングに最適化されたDAW=Steinberg NuendoLiveを、CLシリーズにバンドルしました。これにより、シームレスな作業環境を実現。豊富な機能を持つDAWを、まるでコンソールの一部のように操作できます。Nuendo Liveのチャンネルネームやマーカー、トランスポートなどがコンソールと連動し、一度限りのパフォーマンスを確実に、かつスムーズに記録することが可能です。

最大64トラックのレコーディングに対応
ドライバーソフトウェアDante Virtual Soundcardを用いることで、Danteネットワーク上に接続したコンピューター(Win/Mac)へダイレクトにオーディオ入出力。Steinberg Nuendo LiveなどのDAWを用いて、最大64トラックの高品質なマルチレコーディングが行えます。

前日に録音した素材を翌日のリハーサルに活用
マルチトラック録音された素材を用いて、バーチャルサウンドチェックを行うことも可能です。本体からパッチを切り替えることで、DAWのプレイバックをインプットパッチへ一時的にアサイン。前日の本番などで録音しておいた素材を翌日のリハーサルに使うといった用途に便利です。

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USBメモリーへシンプルに2トラック録音

本体前面の端子に装着したUSBメモリーへ、ダイレクトに2トラックレコーディング(MP3フォーマット)を行えます。ライブが終われば、アーティストにそのまま渡すこともできます。もちろんBGMや効果音の再生(MP3/AAC/WMAフォーマット)にも活用可能で、現場へ持ち込む機材を減らすことができます。



さらに広がる機能・拡張性

入出力の拡張やプロセッシング機能の追加など、コンソールの機能を自由にカスタマイズできるMini-YGDAIスロットを3基装備しています。ライブシステムで定評のあるLakeプロセッシングをデジタルミキサー上で実現する「MY8-LAKE」や、ミキシング作業の効率化を助ける「Dugan-MY16」といった最新ラインナップも加わり、システム拡張の幅がさらに広がりました。


さらに自由度を高めたリモートコントロール機能

CLシリーズのワイヤレスコントローラーとして機能するiPad用アプリケーション「CL StageMix」を用いれば、客席などのリスニングポジションで音を聴きながらミキシングパラメーターを操ることが可能。コンソールのパネル左側にはiPadを設置できるステーが用意されており、本体操作とのコンビネーションもスマートです。さらに、コンソールの各種セットアップをコンピューター上で行えるWin/Mac両対応のアプリケーション「CL Editor」も用意。本体同様の表示でSelected ChannelやOverviewなどの操作が行えるほか、仕込などのオフライン時に便利なシーンデータ管理やパッチリスト、キーボードによるチャンネルネーム入力など、作業効率を高める機能を多数備えています。これら2つのアプリケーションは同時に使用することも可能です。

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Lakeプロセッシングによる高精度なEQやスピーカー制御が可能に

ライブサウンドの世界でスピーカープロセッシングに定評のあるLakeプロセッサー。その先進的なテクノロジーを基に直感的な音作りを可能にしたのが、ヤマハとLab.gruppen社の技術提携によって生まれたLakeプロセッシングカード「MY8-LAKE」です。8in/8outのMesaモード(システムEQ)、4in/12outのContourモード(クロスオーバー)、4in/4outおよび2in/6outのMesa&Contourモード(コンビネーション)の3モードを用意。中でも左右非対称のカーブを持つイコライジングが可能なMesa EQをコンソールの入力段でも使用できるメリットは絶大です。また、PCアプリケーション「Lake Controller」から他のLake機器も含めたコントロールが行えるほか、音響測定ソフトSmaartとも親和性が高く、快適なスピーカーチューニングが可能。CLシリーズを核としたライブサウンドシステムの可能性を飛躍的に高めます。

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最大16チャンネルのマイクゲインを自動でコントロール

「Dugan-MY16」は、米Dan Dugan Sound Design社との技術提携により製品化されたゲインシェアリングタイプのオートマチックミキサーカードです。最大16チャンネル分のマイク回線に対応し、各回線のレベル差に応じてゲインを自動的かつリアルタイムに補正。まるでオペレーターが操作しているかのような、自然な音量制御を実現します。さらにハウリングやコムフィルターの発生を抑制するなど、さまざまな恩恵も得られます。

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カスケード接続による多チャンネルミキシングにも対応

さらなる多チャンネルシステムの構築にもMini-YGDAIスロットが活躍します。MY16-AEなどのI/Oカード経由でCL5とCL1をカスケード接続するといったように、チャンネル数の拡張が可能です。


今日のミキシングデータを明日の現場でも

ヤマハのデジタルコンソール間でミキシングデータをやり取りできる「Yamaha Console File Converter」にも、もちろん対応しています。これにより、CLシリーズ/PM5D/M7CL/LS9の間でデータ互換が実現。さまざまな現場でミキシングデータを活用することが可能なほか、これまで作ってきたデータを無駄にすることもありません。

More information about Console File Converter.

Features Optimized for Live Sound

オペレーターが10人いれば、ミキシングコンソールの使い方も10通り。あらゆるシチュエーションを想定し、幅広い現場からのフィードバックも踏まえてきめ細かく用意された機能の数々が、より快適なライブサウンド環境を約束します。

最大300パターンのシーンメモリー

曲やイベントごとにストア可能なシーンメモリーを300パターン保存できます。RecallSafeやFocus機能も装備しているほか、Previewにも対応します。


幅広く活用できるディレイ

インプットチャンネルには最大1000msのインプットディレイを装備。マルチマイク時の位相補正にも対応します。また、アウトプットポートにも最大1000msのアウトプットディレイを装備しています。


充実のEQ/ダイナミクス

すべてのチャンネルに4バンドパラメトリックEQと2系統のダイナミクスを装備(入力は1系統)。ディエッサーはアルゴリズムを改良し、バンドパスタイプも選択できるようになりました。

16系統のDCAグループ

複数のインプットチャンネルを一括してコントロールできるDCAグループを、豊富に16系統装備しました。

8系統のミュートグループ

複数のインプットチャンネルを一括ミュート可能なミュートグループを8系統装備。新たにDimmer Levelも搭載しました。

16個のUser Defined Keys

Sends on FaderやTap Tempo、Set by Selなど、任意の機能を割り当てられるUser Defined Keysを16個装備しています。

複数ユーザーのアクセス管理

オペレーターのスキルに合わせてアクセスできる機能を制限するUser Keyに対応。User KeyはCL本体やUSBメモリーに保存可能です。

5in/5outのGPI

外部からのコントロールやCL本体からのメイク接点出力が行える5in/5outのGPIを装備しています。

ヘルプファイル

ディスプレイ上のHelpボタンをタップすると簡易マニュアルが起動。一度CL本体にロードしておけば、紙のマニュアルを持ち運ぶ必要はありません。


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