【導入事例】普久原スタジオ 様 / レコーディングスタジオ / 沖縄県

Japan / okinawa, Jul 2010

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沖縄民謡×デジタルレコーディングシステム


沖縄県のほぼ中央部に位置し、ロックや民謡など沖縄ソウルミュージックの聖地として知られる沖縄市コザタウン。ここに「普久原スタジオ」がある。著名な沖縄民謡の多くがここでレコーディングされ世の中に発信されるのだ。メインコンソールは「Yamaha DM2000」、DAWは「Steinberg Nuendo」。そして今回、DM2000とNuendoを繋ぐためのオーディオインターフェースとして「Dante-MY16-AUD」が導入された。
デジタル音響設備での採用が先行しているDanteインターフェースレコーディングシステムに導入した例は国内でも希少。さっそくチーフエンジニア北島栄津氏(上写真:右端)に話を聞いてみた。

「卓とDAWを繋ぐオーディオインターフェースに何を使うかは僕たちにとって非常に重要。Danteの音を聞いて、レコーディングした音はノーEQで成立する事がすぐに分かった。今まではこの音(=Danteで再生している音)を作るためにEQしていたと言ってもいいぐらい。また、レコーディングのときは通常DM2000のインプットをモニターしているけど、《アナログインプット→卓アウト》と《Nuendo→卓アウト》の音がまったく変わらない。本来なら卓アウトとレコーダーアウトに音質の差があるのが普通。ここまで違いを感じられないのは凄いことだと思う。」(北島栄津氏)


DM2000のリアパネルに装着された、真紅のカラーリングが印象的なDanteインターフェースカード(Dante-MY16-AUD)。カード1枚につき16ch I/Oのスペックを持っており、3枚の装着で48ch I/Oが実現する。それぞれにCAT5ケーブルを接続し、スイッチングハブで束ねて、PCと接続する。レイテンシーは限りなくゼロに近く、安定した動作と高音質を両立して備えている。

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Apple MAC Pro(v10.5.8)でSteinberg Nuendo4を使用

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MACのEthernetPortにCAT5eケーブルをダイレクトイン

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