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日本橋三井ホール 様 / ホール / 東京都

Japan/Tokyo, Aug 2011

日本橋に新たなエンタテインメント・カルチャーの発信地が完成

2010年の10月末にオープンしたコレド室町は、歴史ある日本橋に現代の新しさを取り入れた複合施設。地下1階から地上4階にわたり、老舗や人気のお店でにぎわっている。そんなコレド室町の5階に構える日本橋三井ホールは、収容人数1,000人の大規模なスペース。気品あるシックな色使いと都会的で先進的なデザインの内装は、常に時代をリードしてきたこの土地の在り方を象徴しているかのようだ。この新進のホールに、メイン&モニターコンソールとしてヤマハのM7CL、メインスピーカーとしてNEXOのGEODシステム、モニタースピーカーとして同じくNEXOのPS R2&Alpha Eシリーズ、更に伝送システムにはネットワークオーディオのEtherSoundが採用された。

最近ではPAシステムのデジタル化と、そのメリットを最大限に生かすためのデジタル伝送技術を採用する現場が増えているが、日本橋三井ホールはその流れを分かりやすく体現した設計となっている。

ちなみに接続トポロジーにはEtherSoundが伝送可能なチャンネルを最大限使用できるディジーチェーンを選択し、配線経路が長くなる部分はAuvitran社のリダンダントユニットで二重化、更にケーブルをCAT5から光ファイバーに変換することでシステムの安全性が高められている。

ミキシングコンソールにはFOH用、調整室用、モニター用に3台のM7CL-48を採用。FOHと調整室のコンソール間はEtherSoundにより最大で64ch双方向(計128ch)の音声伝送が可能となっている。 M7CLを選択した最大の理由は操作性の良さとのこで、同ホールでは企業説明会や展示会、大規模ミーティングからコンサートまで多種多様なイベントが行われるため、外部のオペレーターでもスムーズに使えるという点が最重要視された。

「メインスピーカーとしてNEXOのGEODシステム(片側GEOD10 x 6、CD18-PF x 2)、ウェッジやインフィル、サイドなど多目的スピーカーとして同じくNEXOのPS R2(PS15U x 8、PS10U x 8)及びAlpha E(Alpha E-F x 2)を採用。メインスピーカーのGEODシステムについては、サウンドに対するコストパフォーマンスの高さに加え、全帯域で指向性がコントロールされていることが選定のポイントとなったとのこと。ロールバックチェア使用時とフラット時いずれのパターンでも客席後方までしっかりとカバーできるよう、それぞれ最適な角度設定がなされている。

ステージサイドのラックに納められた機器郡。マイクプリアンプにはデジタルミキサーからのリモートコントロールが可能なAD8HRが48ch分採用された。また、これらAD8HRの信号はネットワークオーディオインターフェイスのNAI48-ESによりAES/EBUからEtherSoundに変換され、LANケーブルを通じてEtherSoundに対応した各機器に伝送されている。


あらゆる点において妥協のないこだわりの設計を実現した日本橋三井ホールは、音楽イベントはもちろん歌舞伎や落語にファッション・ショーなど、実に豊富な展開でお客さんを楽しませている。歴史ある日本橋に新たに加わった日本橋三井ホールが、エンタテインメント・カルチャーの中心地となるまでそう遠くはないかもしれない。

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