【導入事例】フジテレビ内サンフォニックス 第一制作技術部 様 / 放送 / 東京都

Japan / Tokyo, Feb 2013

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全国はもちろん世界中の旅行者も好んで訪れる、日本を代表する観光スポット「お台場」
観光スポットだけでなく博物館、展示場、と様々な情報発信場所としても名高いこの場所に、今から15年前ひときわ目を引く大きな球体を社屋に収めた「株式会社フジテレビジョンFCGビル」が誕生しました。 全国のお茶の間に多くの情報、感動、笑いを届けているフジテレビに常駐し、多くの同テレビ番組内PAを担当している「サンフォニックス第一制作技術部」が、このたびヤマハのデジタルミキサー「CL5」を導入しました。

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今回、ヤマハデジタルミキサーCL5の導入にあたり、サンフォニックス第一制作技術部音声課の溝口氏は以下のように語ってくれました。 「私たちは、『FNS歌謡祭』、『SMAP x SMAP』、『僕らの音楽』、『新堂本兄弟』、『ミュージックフェア』など、音楽番組を含めた多くのフジテレビ番組内のPAを担当しておりますので、音声トラブルのない機種を選定する必要がありました。その点、CL5は今までの多くのヤマハのコンソールが築いてきた『信頼性』があり、実際に導入してから一度もトラブルに見舞われたことはありません。」

普段使い慣れているヤマハ製のコンソールなので、チーム内のメンバー誰もが、初めてでも、簡単に操作できるユーザビルティに加え、Danteによるネットワーク伝送など、多くの利便性が向上が決め手となり、CL5を導入することにしました。」

※サンフォニックス第一制作技術部は、「お台場合衆国」などに代表されるフジTV社内イベントも担当しています。

「実は今回、実験的にオートマチックミキサー『Dugan-MY16』も導入したんです。音楽番組とはいえ、番組内ではトークも多くの時間を占めていて、音楽と違っていつ誰がしゃべりだすのかわからない状況です。なので、これを自動化できるとその分他のことに労力を割けるはありがたいですね。」と語るのは内田氏。 今後本格的に番組等で稼働予定とのこと。

※オートマチックミキサーとは、その名の通り台本が無い場合や、ゲイン調整が事前に決まっていない場合に、ゲイン配分を自動最適化することで、 ミキシングエンジニアは個々のフェーダーを掛かりきりで操作することなく、複数のマイク音声を適切に処理することができるという優れもの。 現場作業に余裕を持たせ、仕事の質を向上させます。実は海外ではかなりメジャーな存在で、放送局を含め多くの現場に当たり前のように導入されており、「Dugan-MY16」は、ヤマハ製デジタルミキサーに、オートマチックミキサーの機能を付与する拡張カードなのです。

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電源部PW800WとI/OボックスのRio3224-Dがラッキングされたハードケース。 実はこのケース、内田氏が図面を設計し、(有)PULSEが製作したもので、コンパクトかつ必要に応じて各部を連結&解除が可能。 最下段車輪部も取り外しが可能で、現場の規模に応じて最適な運搬を可能とした、まさに現場を熟知した内田氏ならではの一品。

(電源部PW800WとI/OボックスのRio3224-Dがラッキングされたハードケース。)

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CL5は、今後フジテレビの音楽番組はもちろんのこと、2013年7月13日(土)〜2013年9月1日(日)に開催の「お台場合衆国2013」でもフル稼働するなど、その他音楽イベント等も含め、ますます多くの現場での活躍が期待される。

写真:左から渡眞利氏 内田氏、溝口氏

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データ

製品情報 CL SeriesRio3224-DDUGAN-MY16