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中野サンプラザホール 様 / ホール / 東京都

Japan/Tokyo, August 2014

中野駅北口にそびえる白い三角ビル、中野サンプラザの1階から4階を占める中野サンプラザホール。
1973年6月1日のオープン以来、コンサートホールとして内外の著名なアーティストが出演し、ポップス・ロック・ミュージカルをはじめとする様々な公演を支え、日本音響家協会および日本劇場技術者連盟が認定する「優良ホール100選」にも名を連ねるなど、その評価は高い。
今回そんな同ホールにNEXOのフラグシップモデルである『STMシリーズ』が新たに導入された。併せて導入されたデジタルミキシングコンソール『CL5』から、『STMシリーズ』をドライブする『NXAMP4x4』にいたるまで、Danteによるフルデジタル伝送システムが採用され、先進の音響システムが構築されている。
今回『STMシリーズ』が選択された理由は、その高いクオリティーと製品名の由来となっているモジュラーコンセプトにある。音楽コンサートから式典まで幅広い催し物に対応できることはもちろん、スピーカーシステムをコンパクトにまとめることも今回の改修の大きなポイントであった。上記要望を受け、新たに導入されたSTMシリーズはコンパクトでありながらも高い音声出力と
明瞭度を実現し、使用モジュール数の増減により柔軟な運用が
可能となっている。

今回の改修ではメインモジュール『M46』、ベースモジュール『B112』、サブベースモジュール『S118』の7/7/4対向が導入された。そのうち3/3/0対向は2階席をカバーするために常時フライング設置され、残りの4/4/4対向はグランドスタックにて設置される。フライング設置のスピーカーモジュール数は固定されているが、グランドスタックにてステージ上に設置されるモジュール数については演目の性質に応じて調整し、演目に応じた最適な拡声環境の提供が可能となっている。

低域の再生を含めてパワフルな音声の出力が求められるライブ・コンサート実施時には4/4/4対向のフルシステムを構築し、スピーチが中心となるような式典実施時には4/0/1対向のボイス帯域の明瞭度確保を優先したシステムを構築することが可能。
従来のスピーカーシステムと比較し、同一システムのモジュール増減で様々な演目に最適化できるため、ホール利用者からも好評の声が届いているようだ。

2階席をカバーするフライング設置スピーカー。
メインモジュール『M46』およびベースモジュール『B112』を3モジュールずつフライング。コンパクトな見た目からは想像できないパワフルな出力と高い明瞭度が実現されている

会場に設置されたフラインググリッドは昇降可能となっている。
演目の性質に応じ全てのメイン/ベースモジュールのフライングも可能となっており、STMシリーズのコンセプトである“Scale Through Modularity”を体現する柔軟な運用が可能となっている

メインコンソールとして新たに『CL5』を導入。舞台袖に設置された『Rio3224-D』に入力された音声信号はDante経由で調整室のコンソールに立ちあがり、コンソールでミックスされた信号は舞台袖やプロセニアム裏に設置された『NXAMP4x4』へ同じくDanteを用いてデジタル伝送される。システムの変更に伴うルーティングの変更も自由度が高く、またiPad用リモートコントロールアプリケーション「StageMix」の使用により調整室とホール間の移動が最小限で済むのもお客様に非常に好評とのこと。

舞台袖に設置された『NXAMP 4x4』。STMは演目に応じて使用するモジュール構成を変更することが可能だが、使用するアンプの数量も同様に変更が必要となる。そこで『NXAMP4X4』は本体背面に装着されたDante対応ネットワークカード『NXDT104』を介してDanteネットワークに接続され、システムの変更に伴う物理的なルーティング変更にも柔軟かつ迅速な対応が可能。コンソールが設置されている調整室からのアンプ出力の確認/監視も可能となり、安全性を確保しながら、スピーカーの能力を最大限に引き出すことが可能となっている。

中野サンプラザ

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