【導入事例】ウェスタ川越 様 / ホール / 埼玉県

Japan / Saitama, Jan 2016

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小江戸川越に新たに誕生した文化芸術振興拠点「ウェスタ川越 大ホール」がヤマハ & NEXOを採用


東武東上線と東京メトロ副都心線の相互直通運転の開始により、ますます発展が進む埼玉有数の文化都市川越。
平成27年春、その川越駅西口に新たな複合拠点『ウェスタ川越※』が誕生し、施設内のコンサートや演劇など多様な演目に対応できる大ホール(約1,700席)に、多数のヤマハ及びNEXOの業務用音響機器が導入された。

※ウェスタとは、埼玉県西部と川越駅西口の「西:West」と、さまざまな市民活動、にぎわいが本施設から始まる意味の「スタート:Start」を組み合わせてつくられた言葉。ウェスタ川越は、この大ホールのほか生涯学習施設など川越市の施設と埼玉県の施設、民間にぎわい施設で構成されている。


メインの音響調整卓にはヤマハのデジタルミキシングコンソール「CL5」を、ステージ袖の音響調整卓には同じくヤマハの「QL1」を設置。また、調整室とアンプ室、そしてステージ間の音声伝送にはネットワークオーディオ「Dante」を採用し、各機器間をネットワーク化することで物理的な配線もシンプル化され、加えて音響調整室 / ステージ / パワーアンプ室の各機器の監視・制御が一元的に管理できるようになっている。

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また、メイン卓の「CL5」はヤマハのスタンダードモデル「M7CL」と同じ操作体系"セントラロジック"に対応しており、デジタルミキサーながら直感的でスムーズな操作が可能。さらにその「CL5」とタッチパネルの画面構成が共通の兄弟機「QL1」をステージ袖に設置することで、ユーザーインターフェースの観点からもシームレスな環境が構築されている。

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メインスピーカーシステムとして、サイドにはNEXOのラインアレイタイプモデル「GEOS12システム」を、プロセニアムには同じくNEXOのHi-Qポイントソースタイプモデル「Alphaシステム」を採用。

サイド、プロセニアムそれぞれのシステムが独立してホール内全体をカバーできる様に設計されており、主に音楽再生などエンターテイメント用途を主とするサイドスピーカーはプロセニアムアーチへの収納も可能。

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通常このような多目的なホールの音響システム、特にサイドスピーカーは露出での設置が困難だが、ウェスタ川越では昇降が可能な機構を採用したことで音響的に最適な環境が確保されており、より明瞭度に優れたサービスを提供できるシステムを実現している。なお、各システムはNEXOのDSP内蔵アンプリファイアー「NXAMP4x4」にて駆動されている。

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移動型のステージスピーカーには、NEXOのフラッグシップモデル「STMシリーズ」の2wayフルレンジ"オムニ"モジュール「STM-M28」を採用。そこにさらに超低域用のサブモジュール「STM-S118」と低域用のベースモジュール「STM-B112」を追加した構成となっており、コンパクトなルックスながら迫力のあるサウンドを出力することが可能。バンドコンサートも含めた幅広いイベントに対応できるシステムとなっている。

【上記以外の主な採用機器】

・1階席近距離補助用スピーカー
NEXO「PS15-R2」

・3階席補助用スピーカー及びステージ上はね返りスピーカー
NEXO「PS10-R2」

・ステージフロントスピーカー
ヤマハ「VXS5」

・NEXO以外のスピーカーの駆動用アンプリファイアー
ヤマハ「XP7000」、「XMV8280」等

・音響調整室用モニタースピーカー
ヤマハ「MSP7 STUDIO」

・スピーカー調整用プロセッサ及びマトリクスミキサー
ヤマハ「DME64N」他

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データ

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NEXO製品についてはこちらをご覧ください。
NEXO Japanオフィシャルサイト:https://nexo-sa.com/