【導入事例】名古屋工学院専門学校 様 / 専門学校 / 愛知県

Japan / Aichi, May 2016

main_banner 左より同校 曽我部氏 石黒氏

多岐の分野にわたって大学、短大、専門学校、高校などを擁する総合学園である電波学園のグループ校として、1952年の創立以来、62,000名を超える卒業生を全国各地に輩出してきた名古屋工学院専門学校。音響・照明・映像の各分野を幅広くカバーする同校の映像音響科にYamaha CL5およびNEXO PSシリーズが導入されました。同校で教鞭を振るう曽我部氏に今回の導入の経緯を伺いました。


今回の導入の経緯について教えていただけますか?

今回コンソールとスピーカーシステムを新たに更新していますが、まずはスピーカーシステムの更新の話から始まりました。当校のカリキュラムにおける一つの特長でもある「特別実習」で使用するスピーカーを更新しようというところから話が始まっています。近隣の学校様やイベンター様からご依頼をいただき、学生主体で音響サービスを提供するというのが特別実習の内容となります。特別実習におけるPAシステムの構築や本番にいたるまでの段取りに関して最初は我々教員側も協力しますが、回数を重ねるにつれて徐々に学生主体で運営ができるようになります。規模としてですが数十名から数百名程度の物まで、また内容としても近隣高校の文化祭をはじめとして多岐にわたっています。

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そうした実習に新規に投入すべく、高出力でコンパクトなスピーカーを探していたところ、NEXOのPSシリーズに白羽の矢が立ったというところですね。今回導入した「PS15」そして「PS10」をドライブするにあたり、「NXAMP 4x1」というスピーカープロセッサーと一体化した4チャンネルアンプがあったことも大きいです。4チャンネルというとFOH スピーカー用に2チャンネル、モニタースピーカー用に2チャンネルをあてることもできるので、近隣の学校の文化祭、特に体育館で実施されるような催しに対応することもできます。もちろん、より大きな催し物の場合は異なる使い道もありますが、まずは1台でもいけるということ、そして4チャンネルのアンプとして見た時に他の製品に比べ軽量で あるというのも選択のポイントでした。

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続けてコンソールについてはいかがだったのでしょうか?

スピーカーシステムの話がある程度まとまった後に、コンソールについても更新の検討が始まりました。当校では依然としてアナログコンソールを使用していたわけですが、今回の更新でデジタルコンソールの導入は必須事項だと考えていました。そうした中、近隣のPAカンパニーさんや会館さんでもヤマハのデジタルミキサーが多く使用されていることは存知あげておりましたし、すでに導入を決めていた「NXAMP 4x1」がオプションカードを追加することでDanteに対応するということもあって、ヤマハの「CL5」がいいのではないかという話になりました。インプット/アウトプットの規模感からしても十分ですし、近隣の学校やイベントスペースへの搬入・搬出を考えた時にもCL5のサイズ・重量は魅力でした。

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これからの授業や実習の中で、どのように使用されることになりそうでしょうか?

実際に教材として使用するのはもう少し後の事になりますが、学生がアナログコンソールを理解した後に、アナログコンソールで行っていた操作がデジタルコンソールになってどう置き換わっていくのか、またデジタルコンソールならではの強みのような部分も教えていきたいと考えています。ルーティングの自由度や、シーンメモリー、エフェクト類を含めたトータルマネジメント、iPadからのリモートコントロールなどですね。

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最後に、今後の展望についてお聞かせください。

ミキシングコンソールや伝送系、そしてスピーカープロセッシングなどがデジタル化されてしばらくがたちますが、その進歩が非常に速いですよね。おそらく今後もその流れは加速していくのだと思うのですが、それにしっかりとついていく、流れに乗っていくというのが重要なのだろうと考えています。学生も卒業後はそうした世界に身を置くこととなりますので、彼らの為にも大事な姿勢ではないかと思いますね。我々も今回の導入後、学生にどう教えていくのか、どう伝えていくのか試行錯誤がしばらく続くことになると思いますが、自由度が高く様々なことができるデジタルの環境をしっかりと活用していきたいと思っています。

本日は、ありがとうございました。


名古屋工学院専門学校
URL:http://www.denpa.ac.jp/


データ

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NEXO Japanオフィシャルサイト