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神戸国際ステージサービス株式会社様 / SRカンパニー / 兵庫県

Japan/Hyogo, Nov 2016

港町神戸にて、京阪神を中心としたホール管理の他、様々なイベントを手がけている神戸国際ステージサービス株式会社がこの度、QL5などのミキサーに加え、SWP1-16MMFを複数台導入されました。平城京跡地にて行われたジャパン・オペラ・フェスティヴァル2016奈良公演 野外オペラ『トゥーランドット』の現場を訪問し、片浪様と横山様に導入に至った経緯や今後の展望をお話いただきました。

まずは神戸国際ステージサービス株式会社のご紹介をいただけますでしょうか?

横山:昭和47年に神戸国際会館の技術部門として発足した会社で、同館のホールにおける舞台美術、照明、音響の管理を主にしていました。ホールの管理ができる会社というのは、その当時あまりなかったかと思います。ですので、神戸から西の方、例えば、神戸文化ホールや姫路市文化センターなどの管理の仕事をするようになりまして、80年代ぐらいからはホール外でのイベント関係の仕事が多くなってきました。音響はもともと照明課の音響係というところがはじまりだったのですが、イベントなどのニーズが増えてきましたので独立した部門となりました。

片浪:音響のホール管理のチーム、イベントなどのチームなど合わせて約20名います。チームは分かれていますが同じ音響の仕事ですので、お互いにヘルプで入ったりはしています。

ヤマハPA製品は過去にどの様なものをご使用されていましたか?

片浪:古くはアナログ卓のPM3000からPM5D、M7CL、LS9、01V96など色々と使用してきています。DMシリーズは所有していませんが管理しているホールによく導入されていたので何度も使用しています。もともとはイベントチームが所有していたのはアナログ卓のPM3000で、メイン卓として使っていました。昔から「卓と言えばヤマハ」といった感じでしたね。

横山:そうですね。

片浪:デジタルになってからもずっとヤマハのものを使っていて、慣れているというか、すごく使いやすい。あとは、安心感というか安定感があるので、やっぱり他のとは違うな、と。ヤマハが、新しいデジタル卓とかを発表すると気になってチェックしています。

横山:PM1Dが発売された時にチェックする機会があったのですが、もともとPM3000を使っていたのですっと触れました。操作性が他のメーカーのデジタル卓と比べるとすごく良くて、アナログ卓を操作できれば問題なく操作できるという感じでした。そのときの印象はチームのみんなが同じように感じていましたので、自分だけの思い込みでなく間違いないだろうと思いました。当時PM1Dが発売された時代の大型デジタル卓というとどのレイヤーに入っていくのかよく分からない、といった難解なものが多かったような気がするのですが、PM1Dは感覚で触れるという印象でした。

ヤマハ:ヤマハはDMP7という小型デジタルミキサーから始まって、その後、世界的にヒットしたProMix01や02Rがあって、そして大型卓のPM1Dとなっていったので使い勝手の良さはその蓄積だと思います。

片浪:そうですね。そう思います。

今回、QL5他をご導入いただきましたが、CL/QLは今までに何回か使用されていましたでしょうか?

片浪:現場では何度も使っています。

CL/QLを初めて見られたときの印象というのはいかがでしょうか。

片浪:いままでアナログマルチしか使ってなかったので、QLが出た時はアナログマルチでも使えるし、次にデジタルを導入していった際にもすぐにでも使えると思いまして、まずQLから導入した、というところがありますね。デジタルマルチの環境を整えてから、CLに行こうかと思っています。

いわゆるタッチパネルであるとか、ご使用になられているPM5Dの使い方からするとちょっと違う印象だと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか?

片浪:そうですね。ただ、その前にM7CLを導入していたので何の苦労もなく使用できました。

横山:苦労ないですよ。全然なかった。僕はホールに出入りすることが多かったのですが、出入りしているホールがPM3000から急にCLに移行したというホールがありまして、単純にコンパクトになったなという印象です。ですけど、やっぱり操作性はもう以前のデジタル卓からもどんどん進化はしていっていますね。

片浪:若い人たちなんかでも、CL、M7CLなんかはぱっとやったらすぐ覚えますよね。わかりやすいのかな、という印象です。

横山:若い人もそうだけど、アナログ卓で育ったおっさんたちもすっといけるかなと思いますね。

Rio(デジタルマルチ)はいつ頃からレンタルなどで使われていましたか?

片浪:レンタルで使いだしたのは去年ぐらいですね。いまだにそんなにノウハウはないんですけど、これだけの台数(※Rシリーズを5台)というのは今回初めてです。今回のようなイベントだと長距離引くことになるので、それを考えるともうデジタルしかないなというのがありました。

横山:会場は違うのですが、今回と同じ野外のオペラで京都国立博物館と姫路城でした。去年はアナログマルチを引っ張って割りとつらい目にあいまして、どうしても野外で仕込み~リハーサル~ゲネプロ~本番と結構な日数があると、どうしても雨がふることがあるんです。今回は異常に多かったんですけど(※期間中、台風接近による悪天候~晴れ~大雨など不安定な日が続いた)。結局、去年も姫路城の時に悪天候で、マルチを引っ張り直しました。そういった場合、アナログマルチよりデジタルマルチの方が圧倒的に楽ですね。

今回はSWP1-16MMF導入後、初現場だそうですが光ケーブルをご使用ですか?

片浪:いや、今回は光ではないです。でも、長距離になってくるとやっぱり光でないと難しいですし、今後、導入を考えています。そのためにSWP1-16MMFにしました。今回は100メートルのCAT6ケーブルを下手まで一気に引いて、下手から上手に80m這わしています。SWP1が上手下手に2台ずつあります。リダンダントのためです。1台でリダンダント接続もできると聞いたんのですが、電源部分も分けておいたほうが安心ですからね。SWP-1は他の会社さんもどんどん導入していってますよね。

音の印象というのはいかがですか?

片浪:全然悪くはないですね。悪くはない…というか、むしろいい。ノイズをあまり気にしなくていい、というのが特に。

横山:その部分は本当にストレスないですね。

片浪:立ち上げれば問題なくすぐ繋ってくれますし。実は少し心配してたんです。心配はしてたんですけど、電源が入ればポンポンと繋がってくれて、全く苦労なくできました。

横山:この悪天候、悪環境の中、何かあるだろう、きっとヤマハさんにお電話するだろうなと思ってたのですが全くなかった。ノントラブルです。

片浪:非常にやりやすいです。

ヘッドアンプの印象は、いかがでしょうか?

横山:別の場所でソリストの稽古を見た時に、かなりな声量だったので果たして持つのかな、と少し思っていましたが全然問題ありませんでした。非常に良かったです。

アウトセットとはアナログ接続ですか?

片浪:AES/EBUですね。別の現場で最初Rioからアナログで接続していて、少しノイズっぽいのが出てきたのでAES/EBUに変えたら解決したんです。それからはAES/EBU接続ですね。30メートルもないんですけですけど、照明機材とかもろもろ結構引っ張っているのでそれの影響でしょうかね。AES/EBUだと全然問題ないですし、すごくクリアになりました。

弦楽器などの音に関してはいかがだったでしょうか?

片浪:今回フルオケで90人くらいですけど非常にクリアですね。マエストロから、なるべく生に近いように、生音を聞かせてあげたいというリクエストがありましたが、野外だと全然響かないので割とぎりぎりにプランニングを変更したり、モニターで返すことにしたりとバタバタでしたがうまく出来ました。

横山:去年の京都と姫路の時は、例えば後ろに建物があったりとか、エリアもそんなにここまで広くなかったので意外と生でも飛んでくるんだという印象はあったんですよ。ただ、今回は会場の規模が去年と全然違ったので。しかし、スムーズにプランニング変更もできました。また、悪天候のために会場で全然稽古ができず、音響側はゲネプロまで演者と全然合わせられてないという厳しい環境でした。ゼロからのスタートで何とかゲネの間に完成させられたのかなと。そういう状況下にあってもCLは使いやすくて、何とか乗り切れたのだと思います。

CL/QLの内蔵エフェクトはいかがだったでしょうか?

横山:オーケストラ以外にカゲで演奏する管楽器隊があったんですけど、それを効果的に聞かせたいということで拾ったマイクをPAして、なおかつリバーブをかけてほしいというリクエストがマエストロからありました。Rev-XのHallをかけてお聞きいただいたのですが、マエストロからお褒めいただきました。

今後、Danteを使用したマルチレコーディングについて、こうしていきたいというのはございますか??

片浪:まだ未定ですけど、リクエストが増えてきたら導入を考えないといけないかなと思います。でも、すぐできちゃうんですよね?まずは今回、マルチケーブルをスイッチングハブ含めてデジタル化しましたので、今後色々とトライしていきたいと思っています。

ありがとうございました。

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