【導入事例】太田市民会館 様 / ホール / 群馬県

Japan/Gunma, Jul 2017

main_banner

「太田市の文化の中心地として、風景の中で象徴的に浮かび上がる強さのある建築物」を基本コンセプトに設計された同会館。その中に設けられた、プロの公演から市民の芸術文化創造まで幅広い活動への対応が可能な多目的ホール(約1,500席)ならびにスタジオに、多数のヤマハおよびNEXOの業務用音響機器が導入された。

メインの音響調整卓にはヤマハのデジタルミキシングコンソール「CL3」を、ステージ袖などでの使用を想定した移動型の音響調整卓には同一シリーズの「CL1」を設置。ユーザーインターフェースを共通化することで、音響オペレーターにストレスの無いシームレスな操作環境を実現している。

また、調整室とアンプ室、そしてステージ間の音声伝送にはネットワークオーディオ「Dante」を採用。各機器間をネットワーク化することで物理的な配線をシンプル化すると共に、音響調整室 / ステージ / パワーアンプ室の各機器を一元的に管理できるようになっている。

メインスピーカーシステムには、プロセニアムの1基とサイドの4基(上手・下手×上段・中段の4構成)のアレイにNEXOのラインナップの中でも非常にコンパクトなラインアレイスピーカー「GEOM6システム」を採用し、客席前方から後方まで均一な音圧と高い明瞭度を確保。

また、いずれもフルレンジモジュール「GEOM620」に3台のベースモジュール「GEOM6B」を加え、中低域の補強を行っている。

なお、各システムはNEXOのDSP内蔵アンプリファイアー「NXAMP4x1」にて駆動。AuviTran社のDante/Ethersoundコントロールソフトウェア「AVSMonitor」により、音響調整室からの遠隔監視・制御ができる環境を構築している。

ステージ上の固定跳ね返りモニターやホール内客席のアンダーバルコニー補助には、軽量・コンパクトなキャビネットとハイパワーを両立した「ID24」を設置。同モデルの採用により、重量やスペースに制約の多い環境下においても観客や出演者に十分な音響サービスを提供できる構成となっている。

多目的ホールの主舞台と同じ広さのスタジオには、モニターシステムとしてヤマハのDSP搭載パワードスピーカー「DSR112」ならびにパワードサブウーファー「DXS18」を、また音響調整卓には同じくヤマハの「QL1」を採用。

シンプルながらパワフルかつ多機能なシステムにより、多目的ホール利用時のリハーサルから小規模な公演まで、様々な用途への対応が可能となっている。

多目的ホール
メインシステム用サブウーファー NEXO「RS15-P」
メインシステム用インフィルスピーカー NEXO「PS10-R2」
入出力用I/Oラック Yamaha「Rio3224-D」「Rio1608-D」「Ro8-D」
スピーカー調整用プロセッサーおよびマトリクスミキサー Yamaha「DME64N」
Danteネットワーク用L2スイッチ Yamaha「SWP1-16MMF」
音響調整室用モニタースピーカー Yamaha「MSP5 STUDIO」
スタジオ
スピーカー調整用プロセッサー Yamaha「SP2060」
入出力用I/Oラック Yamaha「Rio1608-D」
ロビー、ホワイエ
館内放送用スピーカー Yamaha「VS4」「VXC4W」「VXC5W」
館内放送用シグナルプロセッサー Yamaha「MRX7-D」
館内放送用パワーアンプ Yamaha「PC9501N」

データ