ヤマハSWP1シリーズの設定

QoS機能 (同期情報の優先転送)

SWP1シリーズは、初期設定でQoS機能がDanteの推奨設定になっていますので、特に設定は不要です。

QoS機能で、トラフィックの多いネットワークでもよりよいシステム性能を発揮することができます。QoS (Quality of Service)は、ある特定のデータを優先して転送するための技術です。Danteが推奨するQoS設定をスイッチに適用することにより、他のデータトラフィックに対して、Danteのクロック同期情報およびオーディオデータを優先して転送することができます。したがって、同じネットワーク上にやむを得ずDante以外のデータも流れる場合や、大量(たとえば、1本のネットワークケーブルに300チャンネル以上)のオーディオデータが流れる場合でも、よりよいシステム性能を発揮することができます。スイッチへの負荷が低く(使用帯域50%以下)、Dante専用のギガビットネットワークを構成できる場合はQoSがなくても問題なく動作しますが、よりよいシステム性能を発揮するためには、常にギガビットネットワークを構成し、QoSを使用することを推奨します。

Danteが推奨するQoS設定は、Audinate社のウェブサイトに掲載されています。